生命保険を活用した節税

 生命保険と聞くと、個人が加入するものだと思われる方もいると思いますが、実は法人が加入することもできます。

 例えば、「社長が病気で入院した」・「社長ががんや心筋梗塞などで倒れた」・「社長が交通事故で亡くなった」とき、法人は売上が大きく減ってしまうなど大きな損害を被る可能性があります。中小企業ほど社長不在の損害は大きいと思います。
 このような場合に、法人契約で社長を被保険者として生命保険に加入していれば、保険会社から支払われた保険金を法人を立て直すまでの運転資金や法人が抱えている借金の返済に充てたりすることができます。

 このように、法人のあらゆるリスクを回避するために加入する生命保険ですが、契約形態を工夫すれば節税やキャッシュを増やすことも可能です。

 法人が支払う保険料は、「全額経費になるもの」・「全額経費にならないもの」・「半分だけ経費になるもの」・「3分の1だけ経費になるもの」などがあります。
 一方、保険を中途解約したときには、「解約返戻金があるもの」・「1円も戻ってこないもの」があります。
 このうち、支払う保険料が経費になり、解約返戻金がある保険を上手く活用すれば、節税や解約返戻金によりキャッシュを増やすことも可能です。
 逆を言えば、保険の加入の仕方を間違えると、大きな損失になってしまうこともありますので注意が必要です。


 弊所では保険会社と提携して生命保険の見積りを承っております。
 生命保険についてお困りの方は、高田馬場の税理士事務所、工藤会計事務所へ。